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涅 槃 会(ねはんえ)

本年は浄土宗梅蔵院を会場とし、涅槃会法要を執り行いました。(平成24年2月15日)



梅蔵院本堂


  

法要風景


  


梅蔵院本堂内陣

本尊は阿弥陀如来、脇侍を観音・勢至菩薩とする。内陣左右に描かれた見事な鳳凰に圧倒される。


  

梅蔵院所蔵涅槃図

裏書に「無蔵院七世相譽見龍代寛政十三」とあり、すなわち1801年に作成されたことが知られる。
無蔵院は明治4(1871)年に梅岸寺と合併し、現梅蔵院となった。
涅槃図の左右には釈尊の生涯が描かれている。
左下部には都率天から白象に乗って摩耶夫人胎内に入っていく場面が描かれ、
順番に上部へ「アシタ仙人の預言」、「誕生仏への竜王灌仏」と物語が続く。
右上部には荼毘に付され、舎利塔に分骨され礼拝されている場面で結ばれている。




梅蔵院前身の無蔵院は、開創当初(寛永12・1635)は「願心寺」と号しており、当時の扁額が本堂大間正面に掲げられている。
知恩院第57世檀譽貞現大僧正による揮毫であり、浄土宗報恩寺の旧号「心徳寺」扁額も同じく書され現存する。




今冬は寒さ厳しく、境内の六地蔵様も寒風に耐えておられました。



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