〜こちらは萩心の電話です。今週は曹洞宗、大応寺がお話いたします〜
バレンタインデーも過ぎ、チョコレートチョコレートと賑わっていた世の中もだいぶ静かになってきましたが、あなたはどうでしたか?誰かに渡されましたか?それとも貰われましたか?3月になると今度はホワイトデーでお返しお返しと賑やかになるわけですが、実は仏教徒にとって大切な日が2月にあることをあなたは知っていますか?
仏教にも数多くの大切な日があります。なかでもお釈迦様に関して「三仏忌」と呼ばれる大切な日がありますが、あなたは知っていますか?まずお釈迦様がお生まれになった4月8日「灌仏会」、次にお悟りを開かれた12月8日「成道会」、そしてお釈迦様がお亡くなりになられた2月15日「涅槃会」です。この3日を合わせて「三仏忌」と呼び、仏教では大切な日としてとても大事にしています。
4月8日「灌仏会」は現在「花まつり」と呼ばれ広く親しまれるようになりましたので、知っている人も多いのではないでしょうか。しかし、残りの12月8日「成道会」と2月15日「涅槃会」は知らない人が増えてきたように思います。
両日とも12月はクリスマス、2月はバレンタインデーで世の中が賑やかになってしまい、その陰に隠れてしまっています。12月8日「成道会」もお釈迦様がお悟りを開かれなければ、現在この世の中に仏教というものは存在しないのですからとても大切な日です。また、皆さんがご先祖様のご命日にご法事をされると思いますが、やはりお釈迦様のご命日である2月15日「涅槃会」も同じように仏教徒にとっては大切な日なのです。
世の中が賑やかになり景気があがるのも大切なことですが、我々仏教徒にとって、もっと大切なことがその陰に隠れているような気がします。
〜来週月曜日より 浄土真宗 光楽寺様のお話に変わります〜