古萩山 三千坊 (こしゅうざん さんぜんぼう)


宗派           浄土真宗本願寺派
所在地      〒758-0027 萩市吉田町89
地図
電話           0838−22−1143
FAX           0838−22−1143
住職     下間信英                       昭和三十九年八月三十一日生
本尊          阿弥陀如来
伽藍          本堂(永正年間)
沿革          寺伝によれば、大同元年(806)に天寿坊(伝教大師の弟子ともいわれる)が古萩(一説に椿の千法師)に創建、天台宗であった。その後吉見家の菩提所となり、上宮太子縁起によると、民間の信仰も篤いので、吉見正頼から「耕作守護所」という額を下された。正頼の代に京都叡山から願正(本願寺坊官下間頼廉の弟ともいわれる)が萩に来て、当時無住であった当寺の住職となった。願正は真宗に帰依し、改宗を希望していたが、石山の合戦の時、本願寺を支援し、その功績によって顕如上人から直筆の名号・珠数・中啓を贈られ、その後、希望どおり改宗した。三千坊という寺号は散善坊、讃善坊と書いたりしていたが、寛永元年(1624)に称讃寺と改号、宝永四年(1707)に讃善坊、享保五年(1720)に三千坊に戻った。
年中行事 修正会(正月)/ 永代経法要(四月)/ 報恩講(十一月)
寺宝等      観音・達磨(毛利公御自作)/ 聖徳太子像/ 顕如上人からの数珠・中啓
歴代住職 開山願正/ 第二世徳玄(慶安元年没)/ 第三世正玄(貞享三年没)/ 第四世戒雲(正徳六年没?)/ 第五世寂霊(享保十七年没?)/ 第六世慈弁/ 第七世恵潮/ 第八世恵念/ 第九世恵諦/ 第一〇世神応/ 第一一世頓乗/ 第一二世神慧/ 第一三世安海/ 第一四世鳳城/ 第一五世教証/ 第一六世教脩/ 第一七世静子 / 第一八世教海
有名人     白根多助/ 白根専一/ 土屋蕭海/ 林安次郎