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月輪山 円政寺 (がちりんざん えんせいじ)


▼お寺自慢▲
●伊藤博文が11歳のころ法光院に預けられ、住職恵運に諭され、読み書きを習った。高杉晋作も子供のころよくここで遊び、香川津の二孝子もよく参拝したなどの逸話がある。
●山口円政寺の時代、天神社へ日蓮上人が寄進したといわれる鰐口があったが、現在は大阪細見氏の所蔵となり、国の重要文化財に指定されている。

詳細データ
宗派         真言宗御室派
所在地     〒758-0077 萩市南古萩6
地図
電話        0838-22-3031
FAX        0838-22-3031
住職       櫻井照玄(第23世) 昭和23年11月9日生
本尊      地蔵菩薩
伽藍        本堂/ 庫裏/ 金毘羅堂(鎮守)/ 山門
沿革        
当寺は山口に建長6年(1254)に創建され、寺跡の地は現在円政寺町という町名になっている。大内氏代々の祈願所となっていたが、毛利輝元の代、慶長9年(1604)ごろ、萩塩屋町(現在、多越神社の地)へ移転され、毛利氏の祈願所となった。明治3年(1870)神仏分離令により、現在地にあった法光院(同じく山口にあった大乗坊が、慶長年間萩へ移り、法光院と改号した)と合併移転し、改めて円政寺と称した。境内の金毘羅社は古くからあったものらしく、法光院第八世宥光が拝殿を建立した。明治の神仏分離令が出た際、寺の嘆願により、また当寺に宝鏡寺宮の御真筆があったため、廃社を免れ、神仏習合の寺となっている。合併時、城内の満願寺が同居していたが、大正元年(1912)に防府市へ移転した。

年中行事
節分(星祭り)/ 鎮守金毘羅大権現春祭(4月10日)/ 本尊供並びに平和観音法要(5月24日)/ 鎮守夏祭(7月10日)/ 鎮守秋祭(10月10日)

寺宝等
金毘羅社社殿・石鳥居・山門・石灯籠(市指定文化財)/ 地蔵菩薩/ 十一面観音/ 薬師如来/ 愛染明王/ 弘法大師像/ 金毘羅大権現/ 瑞現山(法光院の山号額)/ 書(宝鏡寺宮の筆)

伊藤博文が11歳のころ法光院に預けられ、住職恵運に諭され、読み書きを習った。高杉晋作も子供のころよくここで遊び、香川津の二孝子もよく参拝したなどの逸話がある。山口円政寺の時代、天神社へ日蓮上人が寄進したといわれる鰐口があったが、現在は大阪細見氏の所蔵となり、国の重要文化財に指定されている。

歴代住職
開山良政/ 第2世快盛/ 第3世杲祐(正保2年没)/ 第4世春雅(元禄2年没)/ 第5世宥鎮(正徳4年没)/ 第6世宥真(享保3年没)/ 第7世輪光(享保8年没)/ 第8世光敞(元文元年没)/ 第9世宣応(延享元年没)/ 第10世泰応(延享2年没)/ 第11世頼珍(安永8年没)/ 第12世栄賀(天明5年没)/ 第13世良雲(寛政11年没)/ 第14世深玄(文化14年没)/ 第15世善哉(文政12年没)/ 第16世彦海(天保4年没)/ 第17世法観(天保9年没)/ 第18世秀範(安政5年没)/ 第19世泰道(小野、明治25年没)/ 第20世光道(小野、明治41年没)/ 第21世泰賢(田村、昭和15年没)/ 第22世玄祥(櫻井、昭和63年没)